日台スカラシップ 青少年交流促進をと馬総統

【台北＝長谷川周人】第６回「日台文化交流青少年スカラシップ」（主催・フジサンケイビジネスアイ、産経新聞、共催・台湾行政院新聞局）の台湾研修団は２６日、台北市内の総統府に馬英九総統を表敬訪問した。

馬総統は、政権は今年を「台日特別パートナーシップ」の促進年と位置づけ、対日関係の強化を目指しているとし、とりわけ「最も大切な青少年交流を推進したい」と強調した。今夏からの実施を念頭に、近く日台がワーキングホリデー制度の導入で合意する見通しを明らかにし、「お互いの文化を体験し、相互理解を深めてほしい」と青少年交流が活発になるよう期待感を表明した。

また、日本統治下の台湾で農業近代化に貢献した日本人技師、八田與一氏の功績に言及し、同氏の旧居を今後、記念パークとする計画を披露した。参加者にも八田氏がつくった中部の烏山頭ダムを訪れるようすすめ、「日本の若者にも、台湾の潅漑（かんがい）のために多大な貢献をした日本の先輩のことを知ってほしい」と話した。
馬総統は参加者が書いた作文や書などを見ながら、「すばらしい字を書く。日本も台湾も（中国大陸で使用される）簡体字ではなく、正体字を使っており、今後、青少年による書道交べた。自らが公文書の署名には日本製の筆を使っていることも明かし、友好

ワーキングホリデー　ラストリゾート